育児しててもミニマリスト。

子育て中だろうが、ミニマリストになりたいんです。

本当の幸せとは

昔は、気がついたら呼吸が浅く、早くなっていた。

そんな時、決まって考えていることは、不足しているものばかり。

いつも、自信が無くて、不安だった。


あれが、足りない。
これが、ない。
持っていれば、もっとキラキラできるはず、きっときっと幸せになるはず...。

そう思って、幸せになりたくて、欲しいものをバンバン買っていた。

買った瞬間は幸せだった。

でも、時間が経つと、欲しかったものは色あせてしまう。

まるで、新しいおもちゃを欲しがる子供のようだった。

また、買った時のなんともいえない高揚感を得るために、満たされない気持ちを埋めるために、買い物中毒に陥っていた。
そうすると、お金が足りなくなるのも早かった。
お金が、欲しい。もっと、もっと、お金が欲しい!稼がなきゃ
稼いでも稼いでも、欲しいものがありすぎて、とても足りなかった。
お金のために働き、自由な時間は無くなる。ろくに食べていなかったので、体はボロボロだった。
気がつくと、望んでいた幸せからは、どんどん遠ざかっていた。


ないことばかりに目を向けて、ずっとなにかを欲しがっていた。

そうやって、買い足して、足して、足して。


いつのまにか、部屋は物で占領されていた。

心はずっと乾いていた。

高い化粧品、バッグ、ブランド品。

幸せになりたくて、欲しくて欲しくてやっと手に入れたはずのものだったのに。

でも、手に入れても、幸せはやってこなかった。

むしろ、とても虚しくて。

こんなはずじゃ、なかったはずなのに。



...プツリ、と。

その時、私の中で、何かが切れる音がした。


こんなの、いつまで続くの?
もう、疲れた。
この世から、消えて無くなりたい。
楽になりたい。

働きづめで自由な時間が持てず、心も体も疲れ果ててしまっていた。




。。。そうやって、死を意識し始めた私は、生前整理をすることにした。



全て


手放そうと決心した。



しかし、その中には当然、当時、喉から手が出る程欲しかったもの。
大好きだったものも全て含まれる。


死んだら、あの世には持っていけないし。
あっても、家族が困るだけだし。
もう、いらないかな。

そう思いながら
捨てて、捨てて、捨てまくっていった。

その作業はとてもしんどかった。


、、、でも。


不思議と
ものが減り、空間が空くほど


心が、少しづつ、軽くなっていき
そして、
管理するものが減っていくと、自由な時間が増えていった。


その時、初めて、気づいた。



これだったんだ。。。



やっと、わかった。
嬉しくて、涙がでる。
重くてたまらなかった、心の荷がやっと降りた気がした。


本当に欲しかったのは


手に入れるほど、無くなっていって

手放すほど、手に入っていった


皮肉なものだ。

もう、あの時には2度と戻りたくない。
やっと、気づいたわたしの幸せ。



あの頃からすると、驚くほど物が減った現在の自分。

でも、心は常に満たされていて、
ないものではなく、あるものに感謝して生きている。

早く浅かった呼吸も、深呼吸できるようになり


働きづめ、買い物中毒で、時間もお金もなかったあの時よりも、

少しだけど、余裕をもつことができた。


死のうと決心して、始めた、生前整理が


重くて仕方なかった心の鎖を、解きほぐし

死にたいから、生きたいに変わった


あのとき、プツリときれてよかった。

当時の自分があったから、
今の自分になれた。

気づけて、よかった。

あの頃の自分と現在の自分。



もっと欲しい。から、もっと手放したい。へ


幸せになりたい。から、幸せはここにある。と



そう、正反対。
手放した方が、心に羽が生えたように軽くて、とても幸せで満たされています。

楽に
生きれるようになりました。

実家の犬のギン。
この子のように、今日も、ゆる〜く生きています。